Ethereum(ETH)は現在およそ4,620米ドルで推移しており、主要なアルトコインの多くを凌ぐ値動きを示しています。ナスダック上場企業SharpLinkの最新動向は、ETH市場への信頼感をさらに高める要因となる可能性があります。
SharpLinkは、4つの機関投資家と1株当たり19.50米ドルで新株を販売するATM型契約を締結したと発表し、総額2億米ドルの資金調達を目指しています。同社はこの資金をEthereum保有拡大に充てる方針で、運用後はSharpLinkのETH保有額が20億米ドル超となる見通しです。
SharpLinkは今年6月からETH取得を開始し、EthereumインフラプロバイダーConsensys主導で4億5,000万米ドルの資金調達を実施しました。Coingeckoの最新データによると、SharpLinkは現在598,000ETH(評価額は数十億米ドル規模)を保有しています。これにより、Peter Thiel氏が支援するBitMine Immersion(BMNR:1,150,263ETH保有)に次ぐ2位へと躍進しました。
(出典:Coingecko)
SharpLinkは元来eスポーツゲーム運営で知られていましたが、近年はデジタル資産取得事業へ積極的に進出しています。2025年初頭には米国証券取引委員会(SEC)に10億米ドルの資金調達登録を申請し、その後7月には上限を60億米ドルに引き上げるなど、長期的なデジタル資産取得戦略の基盤を確立しています。
SharpLinkなど機関投資家による積極的な保有拡大が続くことで、ETHの長期的な需要は今後も着実に増加すると予想されます。短期的には、価格が4,600米ドルを維持すれば、4,800~5,000米ドルのレジスタンス(抵抗帯)への試し買いが入る可能性があります。一方、下落局面では初期サポート(支持線)が4,500米ドル、追加サポートは4,350米ドル付近となります。
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SharpLinkによる大規模な購入は、ETHが企業の準備資産としていかに重要であるかを浮き彫りにし、市場の次なる上昇の原動力となる可能性があります。